2025年2月28日(金)、千駄木小学校にて、たくさんの笑顔と感動に包まれた謝恩会が開催されました。
子どもたち、先生方、地域の方、そして私たち卒業イベント委員が心をひとつにして準備を重ねてきたこの日。
あたたかい空気とやさしいまなざしが溢れる、かけがえのない1日となりました。
ありがとうを伝える入場シーン
謝恩会のオープニングは、お世話になった先生方の入場からスタートしました。
子どもたちはこの日のために、感謝の気持ちをこめた招待状を先生方に届けました。
当日は、招待状を作った子どもがその先生の手を取り、一緒に席までご案内。
1年生の頃は、どこに座ればよいのか戸惑っていたあの子たちが、今は大好きな先生と笑顔で話しながら、しっかりと前を見て歩く姿に、思わず胸が熱くなりました。
スキップで入場する先生や、おんぶで登場する子もいて、会場はやさしい笑いと笑顔に包まれました。
空を見上げたくなる体育館
会場となった体育館には、天井を覆う青空のカーテン、そして青い花の飾りが舞うように設置されました。
子どもたちが夢に向かって羽ばたく“空”をイメージした演出に、訪れたすべての方が思わず目を奪われました。
華やかであたたかな装飾が、来賓や保護者の皆様をお出迎えし、まるで空へ続く未来への扉のようでした。
あの時をもう一度 成長のステージへ
謝恩会の第一部がいよいよスタート。
渡邉副校長先生からの温かなお祝いの言葉に続き、PTAの村木会長より卒業記念品の紹介がありました。
そして、6年生による劇と歌の発表へ。
小学校6年間の思い出を振り返る劇は、自分たちが当時の自分たちにタイムスリップし、
懐かしい先生や友達との出来事を再現する心温まるストーリーでした。
台本・演出・大道具・照明・音響。すべてを子どもたちが自ら考え、つくり上げました。
舞台の上の真剣なまなざし、仲間と声をそろえる姿に、成長のまぶしさを感じ、会場は感動に包まれました。
演劇のあとは、歌と合奏の時間へ。
子どもたちは、歌「心のふるさと」、そして合奏 AIの「Story」を披露してくれました。
その歌声と音色が体育館いっぱいに広がり、見守る大人たちの胸には、これまでの思い出と感動があふれ出しました。
拍手はいつまでも鳴りやまず、多くの目に涙が光っていました。
ありがとうのスライドショー
続いて上映されたのは、卒業イベント委員が用意した子どもたちの成長スライドショー。
あどけなさの残る1年生の頃から、たくましく成長した6年生の今までを一人ひとり丁寧に振り返ります。
写真が映し出されるたびに、「わたしだ!」「○○くんだ!」と歓声があがり、
子どもたちの笑顔がはじける時間になりました。
スライドには、たくさんの「ありがとう」の気持ちも込められ、
見る人すべての心に優しく届いたように感じました。
スライドショーのあとは、卒業イベント委員より保護者を代表してご挨拶をさせていただき、
第一部は感動の中、幕を閉じました。
空へ届け、ありがとうの風船
第二部のスペシャルプログラムは、校庭でのバルーンリリース。
この企画は子どもたちには内緒のサプライズでした。
突然風船を手渡されると、目を輝かせて飛び跳ねる姿があちらこちらに。
晴れ渡る空の下、先生・子ども・保護者がひとつになり、「ありがとう」と「これからもよろしくね」の気持ちを込めて、色とりどりの風船を大空へと放ちました。
空に吸い込まれていく風船を、いつまでも見上げている子どもたちの表情が、とても印象的でした。
感動のバルーンリリースのあと、なんとさらにサプライズが!
巨大クラッカーの登場とともに、キラキラと光るテープが空中を舞い、最後には花火が打ち上がりました。
子どもたちの驚きと歓声が、校庭に響き渡り、夢のようなフィナーレに、誰もが笑顔と涙でいっぱいでした。
大切な記念を、ずっとそばに
卒業する子どもたちには、記念品として千駄木小学校の校章入りのオリジナル木製ハンガーを贈りました。
中学校の制服をかけるのにちょうどよいサイズで、実用性もありながら、想い出がぎゅっと詰まった特別な品です。
また、「20歳の自分へ贈るタイムカプセル」もご用意しました。
子どもたちは授業の中で、20歳の自分へ手紙を書きました。
写真とともに封筒に入れ、2032年12月頃にご家庭へお届けする予定です。
「20歳の自分、元気でいてね」
そんな言葉が込められた手紙たちは、未来へつながる大切な橋渡しになることでしょう。
保護者の皆様には、写真の準備など多大なご協力をいただき、本当にありがとうございました。
この謝恩会は、子どもたちの「ありがとう」があふれた、かけがえのない1日となりました。
卒業は終わりではなく、新たなはじまりです。
千駄木小学校で過ごした日々と、支えてくれた先生方や仲間たちの存在が、これからの人生の力になると信じています。
子どもたちの未来が、光に満ちたものでありますように。
これからも、あたたかく見守り、応援していきましょう。