3月25日(火)、春のやわらかな陽ざしが降り注ぐなか、千駄木小学校の卒業式が執り行われました。
校庭の桜のつぼみもほころび始め、まるで子どもたちの門出を祝うかのように、優しく咲き始めていました。
式のはじまりとともに、厳かでありながらも温かい空気に包まれた体育館。
山口校長先生より、卒業生1人ひとりに心を込めて卒業証書が授与されました。まっすぐに証書を受け取る姿には、小学校6年間の成長と誇らしさがにじんでおり、見守るすべての人の胸を打ちました。
校長先生、来賓の皆様、そしてPTA会長・村木さんからの心のこもったお祝いの言葉は、卒業生へのはなむけとしてあたたかく響きました。
「門出の言葉」では、卒業生一人ひとりがこれまでの思い出や感謝の気持ちを丁寧に語り、会場は静かに、しかし深く感動に包まれました。
5年生との呼びかけでは、「千駄木小学校を頼んだよ」という想いが込められた卒業生の言葉と、それに応える5年生の真剣な表情が印象的でした。次の世代へとバトンが渡される、心温まるひとときとなりました。
式の終盤には、思い出深い「旅立ちの日に」が会場に響き渡り、最後に斉唱された校歌は、まさに小学校生活の締めくくりにふさわしい力強い歌声でした。
式を終えた後、教室では先生方と最後のあいさつ。卒業証書とともに、これまでの思い出を胸に刻みながら、子どもたちは花束を手に校庭へ。
校庭では、先生方と保護者によって作られたアーチの中を拍手に包まれながら通り抜け、千駄木小学校に別れを告げました。
その校庭には、PTAが用意した大きな校章の花のオブジェと、卒業証書を模した巨大パネルが飾られました。
「夢と希望を抱いて未来へ翔び立て!」という力強いメッセージも掲げられ、子どもたちの未来を応援するあたたかな想いがあふれていました。
青空の下、家族や友だちと写真を撮る子どもたちの笑顔が、これからの希望を物語っているようでした。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
これまでの努力と成長に心から拍手を送るとともに、皆さんのこれからの歩みを、私たちはいつまでも応援しています。
どうか、自分らしく、大きな夢を胸に、未来へ大きく羽ばたいていってください。